【Inkscape】Inkscapeのショートカットキーをctlからcmdに変更する方法
こんにちは(・∀・)
Inkscapeのショートカットキーをctlからcmdに変更する方法のご紹介です。
Inkscapeのショートカットキーをctlからcmdに変更する
Macのショートカットキーは「command ⌘」ですがInkscapeのショートカットキーは「control」です。設定の変更が面倒だったので今まで変更しておりませんでしたが、この度変更する事にしたのでここでもご紹介しておこうと思います。
ターミナルを使用して変更しますのでターミナルを起動してください。
アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル
ホームディレクトリに「.xmodmap」ファイルを次のコマンドで作ります。
cd ~
touch .xmodmap
「cd ~」でホームディレクトリに移動して、「touch .xmodmap」で空の.xmodmapファイルを作成。
上記コマンドを貼り付けて、
returnキーで作成。
今作成した.xmodmapファイルを開きます。
open .xmodmap
空の.xmodmapファイルがテキストエディタで開きます。
.xmodmapファイルが開いたら次のコードを貼り付けます。
! Switch meta and control
keycode 67 = Meta_L
keycode 63 = Control_L
keycode 71 = Control_R
clear mod2
clear control
add mod2 = Meta_L
add control = Control_L Control_R
キーボードの「コマンド」+「s」で保存してテキストエディタを閉じます。
開いているターミナルも閉じるのでターミナルに「exit」と入力。
「return」でターミナル終了、ウインドウ左上にある赤い閉じるボタンをクリックしてターミナルを閉じます。完全に終了させる場合は「コマンド」+「q」。
続いて「XQuartz(X11)」の設定です。
XQuartz(X11)を開きます。すでに開いている場合は一度閉じて再度起動してください。
「環境設定」を開きます。
「X11の代替キーを有効にする」のチェックを外します。
ウインドウ左上にある赤い閉じるボタンをクリックして「環境設定」を閉じれば設定変更完了です。
OptionキーをAltキーとして使用したい場合は「OptionキーでAlt_L、Alt_Rを送信」にチェックを入れます。
OptionキーがAltキーとして使用できるようになります。
Inkscapeのショートカットキーをctlからcmdに変更する設定は以上になります。
元に戻したい場合、作成した「.xmodmap」ファイルを削除して「XQuartz(X11)」の環境設定も元に戻して再起動すれば元に戻ります。
rm .xmodmap
キーボードショートカットをControlじゃなくてCommandで使えるようにしたいんですが。
InkscapeはX11配下で動作し、オリジナルはLinuxアプリケーションです。そのため、すべてのキーボードショートカットはMac OSでのCommandキーではなく、Controlキーをベースとしています。すなわち、コピーのショートカットは ⌃C であり、⌘C ではありません。これも ".xmodmap" ファイルを使ってX11アプリケーションにおいてContolキーとCommandキーを入れ替えることができます。上の問いで説明した手順で .xmodmap ファイルを作成し、以下を貼り付けてください:
! Switch meta and control
keycode 67 = Meta_L
keycode 63 = Control_L
keycode 71 = Control_R
clear mod2
clear control
add mod2 = Meta_L
add control = Control_L Control_R
最後に、X11の環境設定で、オプション "X11のキーボードショートカットを使用可能にする" にチェックマークをつけていないことを確認し、X11を再起動してください。これで ⌘C でコピー、⌘V で貼り付けなどができるはずです。